何か方法はないの? 夏までになんとかしたい膝の黒ずみ

ボディのなかでも黒ずみが目立ちやすい「膝」。その原因は日常生活にあふれています。
今回は膝の黒ずみでお悩みの方に、おすすめのケア方法や予防法をご紹介します。

風薫るさわやかな季節になりました。
薄着になり、お肌を見せる機会が多くなってきたこの季節に、ふと気づくのが膝の黒ずみです。

毎日しっかりケアをして美しい素肌を目指しているつもりでも、冬の間は目立たないので、見えない部分にはお手入れが行き届いていなかったということも多いのではないでしょうか。

「どうして黒ずみができるの?」「膝の黒ずみの良い予防方法やケア方法はないの?」

夏本番を目前にそうした想いをお持ちの方に、膝の黒ずみの原因や対策などをご紹介します。

膝の黒ずみは、ほんのちょっとした日常生活の工夫やスキンケアがポイントになります。


身近にある、お肌が黒ずむ原因

膝の黒ずみはなぜ起こるのでしょうか。その主な原因が皮膚への「刺激」です。

摩擦や圧迫などの刺激によってお肌が傷ついて炎症が起きると、角質が硬くなり、メラニンと呼ばれる色素が生成されます。
メラニンは外部刺激からお肌を守る役割があり、健康な状態のときには、ターンオーバーというお肌の生まれ変わりによって体外へ排出されています。

しかし、メラニンが過剰に生成された場合やターンオーバーが正常に行われていない場合は、メラニンがお肌に残ったままとなり、それが黒ずみへと変化します。

ターンオーバーが乱れる原因は加齢や乾燥、紫外線といった外からの刺激などさまざまで、健やかなお肌のためにもターンオーバーの乱れを整えることも大切です。
これは肘や脇、お尻などの黒ずみにも共通しています。

膝は少しのことですぐに硬くゴワついたり、色素沈着して黒ずみとなってしまったりするわけではありません。

長時間の刺激や繰り返し摩擦を受けることで、お肌の角質が生まれ変わるサイクルが追いつかなくなり、引き起こされてしまうのです。そのため、放っておくと、ひどい黒ずみにもつながります。

摩擦の主な原因は、膝の上で足を組む、正座をする、床や畳に膝をついてしまうなど、生活スタイルによるものがほとんどです。
足を曲げ伸ばしする際の衣類によるこすれや、入浴時に力を入れて膝を洗うことも摩擦につながります。

では次に、おすすめの膝の黒ずみケアについて見ていきましょう。


黒ずみのケア方法

膝の黒ずみには、「角質ケア」と「保湿ケア」がカギになります。

まずは角質ケアです。
角質がザラザラと硬く厚いままでは、保湿をしても角層にうるおいが十分に浸透しません。

ボディスクラブで溜まった古い角質をやさしく除去し、お肌をやわらかく整えます。


【角質ケア】

おすすめは美容成分がたっぷり入った、肌あたりがやさしい、粒子の細かなスクラブが配合されたボディスクラブです。

湯船にゆったり浸かってお肌を温め、ほぐしてから、スクラブで気になる箇所を中心に円を描くようにやさしくマッサージして洗い流しましょう。


【保湿ケア】

角質ケアの後はお肌が乾燥しやすくなっているので、素早くうるおいを与えることが大切です。

お肌の乾燥を放置していると、その乾燥が原因でお肌がくすんでしまい、黒ずみのように見えることもあります。
入浴後はタオルで水気をふき取り、ボディミルクやボディクリームなどでお肌にフタをするように保湿しましょう。

クリームは体全体に伸ばしてなんとなく塗るのではなく、乾燥しやすい膝などのパーツはたっぷり手にとってなじませるのがポイントです。


【マッサージをプラス】

保湿をする際、一緒にマッサージすると血行が良くなります。

血行が良くなると新陳代謝が上がってお肌のくすみが目立たなくなり、また、ターンオーバーを整えることにもつながるため、メラニンの排出などを促します。

軽く握った拳で足首から膝まで、左右の骨に沿って下から上へ10回ほど圧をかけながらリンパを流すようにマッサージするのがおすすめです。



膝の黒ずみの予防は継続が大切

膝の黒ずみは、日々の生活をほんの少し見直すだけで予防につなげることができます。

窮屈な服は避ける

体にぴったりフィットするタイトなスカートや細身のボトムス、タイツなどはお肌と衣服の摩擦の原因のひとつです。
できるだけ膝周りにゆとりのあるアイテムを選び、素材も綿などのやわらかな肌触りのものを着用するようにしましょう。


膝立ちをしない

気がつくと床や畳などに膝をつけてはいませんか。また、膝立ちのままで歩いていませんか。

摩擦につながる長時間の正座や脚を組むといった習慣も含めて見直してみましょう。

どうしても膝をつかなければならない場合は、クッション性のある膝用サポーターなどを利用するのもひとつの方法です。


新陳代謝をアップさせる(湯船に浸かる)

夏場はついついシャワーだけで済ませていませんか。
代謝をアップさせて老廃物を排出し、お肌のターンオーバーの乱れを整えるためにも湯船にゆっくり浸かりましょう。


体の洗い方に気をつける

角質や汚れを落とそうとして、力任せにゴシゴシこすり過ぎるのは要注意です。
摩擦による刺激がかえって黒ずみの原因となってしまう場合があるので、やさしく洗うよう心がけてみてください。


紫外線対策を怠らない

紫外線を浴びるとメラニンの生成が活性化されるので、長時間、紫外線が当たらないように気をつけましょう。

UVクリームをしっかり塗るなど、膝にも日焼け対策を取り入れてください。

これら5つのポイントを日々の生活に取り入れて、膝の黒ずみの予防を実践してみてください。

すぐにすべてを実行するのは難しいかもしれませんが、少しずつでも習慣化していくことをおすすめします。

また、「お尻の黒ずみ」についての情報もお届けしています。お尻の黒ずみが気になる方は、そちらのコラムも合わせてご覧ください。


毎日のケアで健やかな膝に

今回は膝の黒ずみの原因とケア、予防などについてご紹介しました。

顔や手などと違い、毎日じっくり見ることが少ない膝。
わずかでも気を抜くと、知らぬ間に黒ずみができている場合も多いと思います。

日々の生活スタイルをほんの少し見直して改善する、
入浴タイムをちょっと工夫する、
膝の乾燥を防ぐために保湿クリームを重ね塗りする
などの小さな努力を習慣化して、黒ずみやくすみを感じさせない膝を目指しましょう。

ぜひ、この機会に膝の黒ずみのケアと予防を始めてみてください。

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