髪のうねりを気にする女性

【髪のうねりでお悩みの方に】原因と自分でできる予防方法

髪のうねりをセルフケア。自宅でできる予防法をご紹介します。

広がり・パサつきはなぜ起こる?

ヘアケアする女性

若い頃はまっすぐでクセもなかった髪の毛が年齢を重ねると共に広がりやすくなったり、パサついたりするということはありませんか?これは髪の“うねり”によるものです。

では髪のうねりは、なぜ起きてしまうのでしょうか?
今回は、髪のうねりの原因と、髪を健やかに保つためのケア方法をご紹介します。

髪にうねりが生じるのには、大きく分けて2つの原因があります。ひとつが「毛髪のダメージ」によるもので、もうひとつは「毛穴のゆがみ」によるものです。


髪のダメージが原因の“うねり”

髪の表面が紫外線やヘアアイロンなどの熱、パーマやヘアカラー、ブリーチなどでダメージを受けると、キューティクルが剥がれてしまい、剥がれた隙間から髪内部に水分が入り込んでしまいます。
すると部分的に水分が入り込んだところの髪が膨張してしまい、これが髪のうねりを起こしてしまいます。

髪の毛の構造は外側からタンパク質のケラチンでできている「キューティクル」、毛の強さ・太さなどを左右する繊維状の細胞でできた「コルテックス」、毛の中心にある「メデュラ」という3つの部分からできています。

ダメージのある髪は、このコルテックスの繊維状の細胞がきれいに並んでいないため、水分を含んだ時に波打つようなうねりを生じてしまいます。雨の日や湿気の多い日に髪が広がったり、うねったりするのはこのためです。


毛穴のゆがみが原因の“うねり”

毛穴がきれいな丸い円でなく楕円やゆがんだ円形になると、その毛穴から生える毛髪は縮れたり、くせ毛のようにうねったりします。

この毛穴がゆがむ大きな原因の一つとして、年齢によるものがあげられます。顔のお肌が年齢を重ねるにしたがって弾力を失うように、頭皮も加齢によって柔軟性がなくなることで毛穴が緩み、楕円形に変化するなどのゆがみを起こしてしまうのです。

また年齢によるもの以外でも、毛穴に余分な皮脂や汚れが詰まることでゆがみを引き起こし、髪の毛のうねりが出やすくなる場合もあります。


うねりを予防する簡単ヘアケア対策

ヘアケアアイテム

加齢や毛髪のダメージが原因の髪のうねりは、どのような方法で予防したらよいのでしょうか。縮毛矯正?ヘッドスパ?それともヘアスタイルを変える?
お金をかけて治すことや難しい方法を使わなくても、自宅でできる簡単なヘアケア方法で髪のうねりの予防が可能です。
ここからは、今日からすぐにできる“うねり”を予防する方法をご紹介します。


うねり予防方法① ドライヤーでしっかりと乾かす

うねりの原因の一つは髪内部の水分が増えるためです。
シャンプー&トリートメント後のドライヤー乾燥をしっかりとおこない、髪に水分を残さないようにしましょう。
髪に湿気が残ると、うねったままの形でヘアスタイルができあがってしまいます。一度うねりがついて乾いた髪は、また根元からしっかり濡らさなければ元に戻すことはできません。

髪の毛はダメージのある部分から乾いていくので、シャンプー後はうねりがつく前に手早くドライヤー乾燥しましょう。


<ドライヤー乾燥のポイント>

ドライヤー乾燥では、うねりを防止する乾かし方がポイントです。
髪の生え際で毛流れが変わるので、まずは根元を立ち上げるように乾かします。
次に中間部分、最後に毛先を乾かします。耳の後ろや襟足などの乾燥しにくい部分は念入りに乾かしてください。
中間部分は髪を手前に出すようにまっすぐと、毛先は指で内巻きにねじりながらブローするとクセが出にくくなります。

このとき髪の流れと逆方向から乾かすとキューティクルが逆立ってしまい、髪がパサパサになってしまうので注意しましょう。
またドライヤーの熱でキューティクルが傷つかないように、髪からは20cm程度離してください。

最後は冷風を髪全体に当てることで開いていたキューティクルが閉じ、髪にまとまりが出て落ち着き、うねりのないツヤのある髪に仕上がります。


うねり予防方法② アウトバストリートメントで髪をコート

ドライヤーの仕上げにヘアオイルなどのヘアケア剤をなじませると、さらにうねり対策ができます。トリートメントやオイルなどの油分が髪の表面をコートして、うねりの原因である水分や湿気が毛髪へ侵入するのを防止できるからです。

しかし年齢を重ね、ハリやコシのなくなった髪に、油分の多いヘアケア剤をつけすぎると立ち上がりが悪くなりヘアスタイルが決まらなくなってしまうこともあります。

そんなお悩みにおすすめなのが、トリートメント効果がありスタイリングもできるヘアケア剤です。


ヘア&ネイルバーム

うねり予防方法③ 頭皮マッサージ&スカルプケアで毛穴のゆがみを予防

頭皮マッサージやスカルプケアも、うねりを予防するポイントです。
まずは固くなった頭皮をマッサージで柔らかくほぐし、頭皮のコリ解消・血行促進をして毛穴のゆがみを予防しましょう。

毛穴に汚れや皮脂を詰まらせないためには、頭皮を清潔に保つスカルプケア用のシャンプーを使うのもおすすめです。
頭皮を洗いすぎると、かえって毛穴から皮脂が過剰に出てしまうことがあるので、マイルドに洗い上がるアミノ酸系のシャンプーもおすすめです。シャンプーをする際もヘッドスパのように、頭皮をマッサージしながらおこないましょう。

 ハンドマッサージを行うことで心身ともに緊張をほぐし、ストレスを解消してリラックス効果も。
是非、日々のハンドケアに取り入れてみてください。


<頭皮マッサージのポイント>

親指以外の4本の指で、側頭部から頭頂部に向かって頭皮を押し上げます。
そして生え際、襟足、頭皮全体の順番でやさしく揉みほぐします。
最後に頭皮全体を軽くつまみながら、タッピングして完了です。
マッサージの際は、爪で頭皮が傷つかないよう注意し、指の腹部分を使うことを意識しましょう。

3つのうねり予防方法をご紹介しましたが、どれも頭皮と髪のケアをほんの少し工夫するだけの簡単なホームケアです。
ぜひ今日から毎日のケアに取り入れてみてください。


髪の毛のうねりを予防してまっすぐな髪へ

うねりの原因は、頭皮の毛穴のゆがみと髪の毛のダメージによるもの。
今回紹介した予防方法を実践し、毛流れが揃い、光が反射しツヤ感もでてまとまりもよく、きれいなストレートヘアを目指しましょう。

①シャンプー後はドライヤーでしっかりと乾かして湿気を髪に残さない。
②ヘアオイルやアウトバストリートメントなどで髪をコートする。
③頭皮のマッサージやスカルプケアで毛穴ケア。

これら3つのケア方法を意識して髪の毛のうねりを予防し、まっすぐでまとまりやすい髪を手に入れましょう。

こちらの記事に関連する商品はこちら

  • ヘア&ネイルバーム
  • ヘア&ネイルバーム<トライアル>

こちらの記事も読まれています

  • BEAUTY TIPS
    2024/12/01  2024/12/02
    乾燥肌のための毛穴ケア講座
    毛穴の目立たないお肌を目指すための、乾燥肌向け毛穴のケア方法をご紹介します。
  • BEAUTY TIPS
    2024/11/25  2024/11/29
    冬のお肌の乾燥を防ぐためには?冬にお肌が乾燥してしまう原因とその対処方法を伝授
    冬になるとお肌の乾燥など、お肌のトラブルに悩まされる方も多いのではないでしょうか?今回は冬の乾燥に立ち向かう対処法をご紹介します。
  • BEAUTY TIPS
    2024/11/02  2024/11/29
    お肌のごわつきはなぜ起きる?原因とケア方法をご紹介
    お肌のごわつきが起こる原因、そしてごわつきをケアするための方法をご紹介します。