官能評価試験とは？
化粧品の品質を確認するために、機器を使用する試験以外に、「官能評価試験」という試験が存在するのをご存知ですか？
官能評価試験とは、人間の五感（視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚）を使い、化粧品の品質を確認する試験です。色や匂い、使用感など、商品の特性を人の感覚で確認し、品質の合否を判定します。
品質の評価判定方法
化粧品はお肌に直接つけるもののため、使い心地や香り、見た目も非常に重要となります。
官能評価試験では基準となる商品と比較し、色味や匂いが異なっていないか、お肌につけた時の使い心地が異なっていないかなどを確認します。
人が行う感覚的な試験のため、複数人で試験を行い、その結果を総合的に判断し、合否を判定します。
人の感覚に基づき検査をするので、検査をする人の差、検査環境、検査をする人の体調などによって、試験結果に差が出てしまわないように、評価試験の精度を高めることが重要となります。
検査員の評価精度向上による化粧品づくり
ララヴィでは官能評価試験の検査精度を高めるために、以下のことを行っています。
検査環境
官能評価試験は人の感覚に基づき検査をするため、検査環境によって検査の精度が左右されてしまいます。検査室の明るさ・温度・湿度などを一定に保ち、検査環境を整えることで、検査精度に影響を及ばさないようにしています。
検査員の評価訓練
検査精度を維持するための識別テストを日々実施し、検査員の識別能力の向上を図っています。識別テストでは、色・におい・使用感の識別能力を評価しテストに合格した人が官能評価試験を行うようにしています。
日々の訓練で五感の優れた検査員により、官能評価試験を実施し、試験に合格した商品がお客様のお手元に届けられています。機器による評価以外にも実際に人の感覚を通して化粧品の品質は保たれているということが、お分かりいただけましたか？
