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髪の乾燥とキューティクルの関係
子供の頃はツヤツヤだった髪の毛も、気がつくと毛先がパサパサでダメージが。そこで今回はそんな大人の髪の乾燥原因と対策についてお話しします。
髪の約80~90%はケラチンタンパク質、約12%~13%は水で構成され、水分が失われることで乾燥が引き起こされます。
お肌は乾燥しないように皮脂膜で角質層を覆っていますが、髪はどのように水分を保持しているのでしょうか?
キューティクルが水分保持の鍵
キューティクルは髪の一番外側にあり、ウロコ状に重なりあうことで、髪内部の水分やタンパク質を逃さないように保護しています。
そのためキューティクルが綺麗に重なりあっていると水分は保持されますが、ウロコ状のキューティクルが剥がれ乱れると、水分は逃げて乾燥してしまいます。
つまりキューティクルが髪の水分保持において最も重要な鍵を握り、キューティクルを傷つけると、髪の乾燥へ繋がるということです。
そしてウロコ状のキューティクルが剥がれて乾燥が進むと、枝毛やうねりができ、さらに悪化すると髪がもろくなり切れ毛へと進行します。
そのため髪のキューティクルを保つための、ヘアケアが肝心になります。しかしそんなヘアケア習慣の中にも実は落とし穴が存在します。
ヘアケア習慣の中にある乾燥原因と対策
トリートメントなどでヘアケアをしていても、キューティクルが傷み、乾燥が進んでしまうことがあります。
タオルドライで髪を強く擦る・タオルドライをせずに乾かす
キューティクルは摩擦に非常に弱く、ゴシゴシ強く擦りすぎると簡単に剥がれてしまいます。
では強く擦ることが問題ならば、タオルドライせずに乾かしたら良いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしタオルドライせずに塗れたままドライヤーで乾かすと、髪にダメージを与えてしまい、より乾燥しやすい状態になります。
<対策方法>
髪を優しく包み込み、少し水気が残る程度までタオルドライをし、ドライヤーで乾かしましょう。
濡れた髪は乾いた髪よりも摩擦などに弱くなっています。髪を乾かさずに寝ると、枕による摩擦などで髪にダメージを与えてしまうので注意してください。
ヘアアイロンを高温で当てる
ヘアアレンジをする際に、高温でヘアアイロンを当てていませんか?
キューティクルは熱に弱い性質があるので、ヘアアイロンを使用する際には、温度と当てる時間が重要になります。
<対策方法>
3秒以内を目安に150度程度の熱で、アイロンを当てるように心がけましょう。
<プラスワンアドバイス>
ヘアアイロンでスタイリングする前にも、ヘアクリームやヘアバームなどのスタイリング剤を塗って髪とヘアアイロンの間に膜をつくることでコーティングし、髪をヘアアイロンの熱から保護します。
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このようにヘアケア習慣にも心がけながら、普段の生活の中に隠れている髪の乾燥原因も続けてチェックしてみましょう。
普段の生活の中に潜む乾燥原因と対策
普段の生活を見直すと、髪の乾燥を簡単に予防できるヒントが、いくつも隠れています。
これからご紹介する対策方法をいくつ実践できているかチェックしてみましょう。
紫外線を浴びる
頭皮が日焼けするだけでなく、髪も日焼けをします。紫外線を浴びると髪のキューティクルがダメージを受け、髪のぱさつきなどにつながります。ダメージが酷くなると髪の中が空洞化してしまいます。
<対策方法>
お肌と同じように、髪も紫外線対策が重要になります。
特に夏は紫外線量が多いため、帽子を被りながら日傘も差し、髪への影響も防ぎましょう。
エアコンの風を浴びる
お肌だけでなく、髪もエアコンの風により乾燥します。湿度が40%以下になると静電気が発生しやすくなり、髪が広がる原因にもなるので、髪の保湿が重要になってきます。
<対策方法>
髪のお直しのタイミングでヘアオイルなどで髪にうるおいを与える、加湿器で空気の乾燥を和らげるなど、日中の過ごし方を変えて乾燥しやすい状態を避けましょう。
ララヴィヘア&ネイルバームはボタニカル美容オイルとバターを配合しているため、スタイリングしながら髪の保湿ケアもできるのでおすすめです。
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頭皮の皮脂を落としすぎる
頭皮は顔に比べ皮脂の分泌が活発なため、べたつきを感じやすく、べたつきを抑えるため何度もシャンプーをすると必要な皮脂まで落としてしまいます。
すると皮脂量が不足し、生え際にかゆみやフケが現れ、また必要以上に洗うようになるといったスパイラルに陥りやすくなります。
また血行の流れが悪くなるとターンオーバーの周期が乱れ、皮脂量と水分量のバランスが不安定になり、うるおいが不足し髪の乾燥も進行していきます。
<対策方法>
ヘアスタイリング剤を多く使い落としにくい際は二度洗いすることもありますが、通常、シャンプーは1回で十分です。
また洗う際は頭皮を傷つけないように、指の腹を使って洗うように意識してみてください。
さらに頭皮の油分と水分のバランスを保つため頭皮血行を促進する、頭皮マッサージもおすすめ。
頭皮の血行は下から上に流れているため、マッサージをする際は頭の下から上へとおこなうと効果的です。
ただしマッサージをしすぎると、頭皮や髪に負担を与えてしまうため、5分以内を目安にしてください。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や偏った食事といった生活習慣の乱れはホルモンバランスに影響を起こし、抜け毛や髪の乾燥にも影響を与えます。
<対策方法>
十分な睡眠を取り、栄養バランスの整った食事をして生活習慣を見直しましょう。
タンパク質が豊富な「大豆類」などバランスの良い食生活を心がけてください。
このように1つ1つの普段の生活から、髪の乾燥対策を意識することも大切です。
ツヤのある美しい髪へ
今回は髪の乾燥原因と対策についてご紹介しました。
今一度ご自身のヘアケア習慣と普段の生活を見つめ直し、パサパサ髪からキューティクルで輝くツヤ髪への第一歩を踏み出しましょう。
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